デイトナのガレージ

わずかなスペースでいい。そこはバイク好きの夢ふくらむ空間。

鈴木紳一郎(すずきしんいちろう)
株式会社デイトナ 代表取締役 会長

■デイトナ・スピリットが次代に提案する製品。

当社は、バイクをメンテナンスしたりカスタムしたり、ツーリングを快適にしたりする商品を模索し、さまざまなパーツを提供してまいりました。私自身もバイクオーナー・ライダーとして歳を重ねる中、すべてのバイク好きが必要としているモノ、デイトナらしいモノとはなんだろうと自問してきました。

数年前のある日、小さなガレージでバイクを楽しそうに手入れする人を見かけ、印象に残りました。いつしかそれは自分の憧れに代わり「もしかするとこの光景がバイクを愛する人たちの望んでいるものではないか」と考え始めました。以前から、雑誌などでは、雲の上のようなガレージライフの特集が組まれ、掲載されていましたが、そうではなく、デイトナの一商品として位置づけ、誰にでも手が届くガレージライフが提供できないだろうかと、市場調査や企画を始めました。意外にもバイク用のガレージジャンルは明確に確立しておらず、当社の市場参入の可能性は高まりました。そして、ガレージ事業としての企画・開発を進め、販売システムを整えて商品化と販売展開を実現することができました。私は長年、ガレージのない借家住まいで、愛車の盗難の心配や家人への気遣いが日々の気苦労となっていました。偶然にも社のガレージ事業構想と我が家の引越検討時期が重なり、家族からガレージ導入の同意も得られそうな雰囲気に「このチャンスを逃したら次はない」と直感し、引越、新築と同時にバイク用のガレージを設置するという英断を下したのです(笑)。

■ガレージライフをあらゆる世代のライダーに。

家の新築と同時にガレージを設置できることのメリットを活かし、新居の設計施工期間にガレージの設置位置や仕様をじっくり検討しました。選んだのは、バイクロッジシリーズ・モデル。一番の特長は、道路からガレージまでのアプローチを一体化できたこと。側面のアルミドアは住まいへの導線としてオプションで追加しました。

このガレージで、オールドバイク1台と自転車(ロードレーサー)を2台保管していますが、保管・作業スペースとして広さは十分。新居に家族の気配を感じながら自分の世界に没頭できる贅沢なスペースとなっています。家族からは「盗難の心配から解放され、ぐっすり眠れるようになった」と喜ばれています。もともとバイクや自転車、工具は肩身の狭い存在でしたから(笑)。

ライダーの多くは、バイクを買うだけで精一杯の20代、子育てや仕事に追われる30代、40代を過ごし、50代で、ようやく自分の時間の確保や経済的な余裕が少し見えてきます。当社は、あらゆる世代のライダーに愛車を守りながら、向き合える時間をより増やすことのできるガレージライフを楽しんでいただきたいと願っています。

諦めないでください、バイクの楽しみはこれからです。

織田哲司(おだてつじ)
株式会社デイトナ 代表取締役 社長

■「コロンブスの卵」的発想、バイク専用ガレージ。

鈴木社長からガレージ構想を聞き、市場調査を行ったところ、思いの外、バイクガレージのニーズが高いことが分かりました。ライダーの多くは「子育て」などが一段落し、バイクのある生活を楽しんでいます。走行距離はツーリングの頻度400㎞以内で月、1回程度とか、冬場は冬眠状態もあり、盗難防止や保管目的としてのガレージ・ニーズですが、ライディングしない時の楽しみ方として、ガレージで遊ぶことを考えた時、バイクを乗らない時に使う商品としての「ガレージ」と「ガレージライフ」、ここには我々の参入価値があると感じました。弊社の培った40年のノウハウとオートバイへの想いが活かせると考えたからです。ともすればバイクを降りてしまう年齢層や保管に不安があって、バイク購入を諦めていた方たちにとってデイトナからのガレージ提案は朗報となるはずです。

■あなたの街にも、デイトナガレージがやってくる

ベーシック・シリーズは、当社がバイクオーナーの使い勝手や気持ちを反映してオプションレベルの棚や装着品を標準装備とし、ラインナップと価格帯に幅を持たせています。この製品は、特に反響があり商品リリースから数ヶ月で25棟を販売しました。

私は日常の足とツーリングにバイクを使い、走っている時間が長いため、保管目的を主にこのシリーズを自宅に設置しました。以前は屋外でカバーを被せて保管していましたが、今は、かなりの安心感が得られています。ヘルメットや雨具などの装具もガレージ内に収納できるので、家の中に持ち込む煩わしさも解消しました。さらに、床や壁に木をはめ込んだり、照明を付けたりしてより使いやすく自分なりのカスタマイズを施しています。ほとんどを100円ショップとホームセンターで調達、総額およそ一万六千円也(笑)。

今後は、ガレージを自由にカスタマイズして使っているユーザーの事例やD.I.Y.でできる当社のノウハウをウェブ上で紹介してガレージ・ライフをより豊かにする提案をしていきたいと考えています。 また、全国から「現物を見てみたい」という多くの声が届いています。当社では、皆さまのご希望にお応えするため、ガレージを展示する協力店舗の確保を展開しています。目標は、各県庁所在地に最低1店舗、合計100店舗。皆さまのお住まいのお近くで、当社のガレージをご覧いただける日もそう遠くはないかと思います。

大切なバイクにカバーだけでいいのでしょうか。

中川慈之(なかがわやすゆき)/株式会社デイトナ ガレージグループ グループリーダー

■導入までの簡単で安心なシステム

当社がガレージ販売を始めてから「いままでバイクガレージを購入する術が分からなかった」という声を聞きます。これからは、当社を窓口として、お気軽にお問い合わせやお見積もり、ご注文をいただくことが可能になります。

「BASIC(ベーシックシリーズ)」の場合では、簡単なオーダーシート(ご注文フォーム)をもとに、仕様の提案と見積もりを短時間で作成して提示することができ、納期まで、おおむね2~3週間です。ガレージの設置は、工場で用意した半完成品を搬入し、専門スタッフが、半日程度で組立てます。作業している間のお客さまのガレージを見つめる目は子どものようにキラキラと輝き、期待に満ちています。設置後は、お客さまが自身で自由にカスタムしたり「ガレージいじり」を楽しんでいらっしゃるようです。

この「BASIC(ベーシックシリーズ)」は、気軽にガレージライフを始められるエントリーモデルで、全16サイズのバリエーションがあります。シャッターの盗難防止は厳重に設計し、雨で濡れているシャッターの開閉の際には水分がバイクにかからないようガレージ内側にカバーを標準仕様として取り付けています。このようなデイトナらしさが仕様やオプションに施されていますので、一度、実際のガレージをご覧いただきたいと思います。

また、大型バイクのオーナーや、お住まいの新築・リフォームを機会にバイク・ガレージを設置される方は、ガレージ自体の存在にも思い入れがあるようで、トップモデルの「BIKE LODGE(バイク・ロッジシリーズ)」を選ばれます。 何れにしても、これから末永くお使いいただけるバイクの秘密基地。ガレージの設置場所の条件やお客さまが描くガレージライフなどをお聞かせいただければ、お客さまに相応しいモデルやオプションをご提案いたします。(製作期間は1カ月程度から)

■デイトナの真骨頂「なんでもカタチにします」

お客さまによって、所有しているバイクや楽しみ方はいろいろです。先日もトライク用のスロープのリクエストが集まり、間口いっぱいの幅広スロープをオプションとして設定しました。私もバイク乗りなので、ご希望の意味がすぐ理解できました。お客さまがバイクを押しながら、一緒にスロープに乗って段差無くガレージに入庫できるので、無理なく安全なのです。このように、お客さまの声がまとまれば、それをカタチにすることができる、これが当社の得意とするところです。

また、ガレージの納入先は、積雪のある地域や日照時間の長い地域などそれぞれです。地域性を考慮するとオプション内容もいろいろ考えられます。アイデアは豊富に持っていますので徐々にカタチにしていこうと思います。

ガレージは、お客さまがバイクから降りている間のバイクと接する時間を充実させ、バイクと離れている間はバイクを守るという機能を発揮するすぐれモノ、働き者といえます。

例えば、300万円するバイクにカバーを被せるだけの保管ではとてももったいないと思うのです。これからは「バイクとガレージはセット」という発想をお勧めしたいと考えています。今回、発売されたガレージはバイク好きが集まる企業、デイトナからの「バイク好きのための遊び場、集いの場を提供したい」という想いから生まれた提案であり、お客さまと共有する夢でもあるのです。

デイトナのガレージ